子どもにお小遣いをあげると、子どもはお金を大切にするようになります。しかし、子どものお小遣いの使い道について、親が気をつけないといけないことが1つあります。
それは、子どものお小遣いの使い道に、親は口出しをしないことです。
子どもがお金の使い方を学ぶには、自分でお金のことを考えて管理する必要があります。
今回は、実際にお小遣いをあげているNさん家庭を紹介します。
子どものお小遣いに興味がある方は、ぜひお読みください。
『あわせて読みたい』別記事:ーそもそも、お小遣いはいつからあげたらいいの?ー
Nさん家庭のおこづかい事情
10才の娘(小5)
年始に1年分まとめて、6000円 お手伝いは、1回につき50円
おこづかいは定額制で、お手伝いの有無は関係なし
Nさん家庭のおこづかい教育の内容
我が家では、小学生のうちは、年齢×50円で、1か月のおこづかいを計算しています。そのため、小5である10歳の娘は、ひと月500円のこづかいということになります。
しかも、それを年始に1年分まとめて渡すことにしています。なので、今年は、子どもには6000円をまとめて渡しました。実際には、子どもには前年度の繰り越し金が結構残っていたので、確か合計で1万円近くになっていたと思います。
後は、おこづかい帳をつけることだけが約束で、基本的に自分のおこづかいを何に使うのかは自由としています。
ただ、あまりにも無駄な買い物が続いたときのみ、「その買い物は本当に必要なの?」と声をかけて考えさせるようにしています。
もちろんそれでも、「だってほしいもん!」と子どもが自分の気持ちを最優先し、結果、子どもの部屋には何十本もマスキングテープがあるなんてことになったこともあります。
娘が小1の頃、初めてお小遣いをまとめて渡した時は、果たして子どもに管理できるのか、とても心配でした。
でも、子ども自身が、欲しい物を自分でお金を出して買い、その後おこづかい帳をつけ、残っているお金を数えるということを繰り返しているうちに、お金の価値が具体的にイメージできるようになっていったのを感じます。
すると、少し使いすぎたと思うと、次の買い物をする前に自分の中で少し立ち止まって考えるようになったり、逆に、自分からお手伝いをせっせと申し出て、自分でお金を稼いで買ったり、子どもなりに自分の「資産」をコントロールするようになりました。
基本的に我が家では、文房具や本など、教育にかかわるような出費や、日々のおやつ代などは私が出しています。そのため、子どもがおこづかいから使うのは、それ以外の物ということになります。
言ってみれば、必要最低限の物は全て親が用意してくれているので、後は、大人で言う「娯楽や趣味に使う」といった感じです。
気に入ったキャラクターやアイドルのグッズ、今はやりのスイーツ、友達とのプリクラ、家族への誕生日プレゼント…というようなことに、自分のお小遣いを使っている状況です。
そのため、我が家では、ひと月年齢×50円で、子どもも十分満足しているように思います。
【あわせて読みたい】他の家庭のおこづかい教育についてはこちら↓
コメントを残す