お小遣いをあげていて、お子さんがお小遣いの値上げを交渉してきたらどうしますか?
言われるがままに、お小遣いをあげていても、子どものためにはなりません。子どもにどうしてお金がいるのか、必要な物なのか欲しいものなのかを考えさせる必要があります。
では、どのように子どもに考えさせるのか?
今回は、子どものお小遣いの値上げ交渉に反論したSさん家庭の様子を紹介します。
お子さんのお小遣いの交渉にお困りの方は、ぜひお読みください。
『あわせて読みたい』別記事:ーそもそも、お小遣いはいつからあげたらいいの?ー
Sさん家庭のおこづかい事情
9歳娘
400円
月1回
お小遣いは定額制、お手伝いの有無は関係なし
Sさん家庭のおこづかい教育の内容
子どもの小学校入学と同時に、子どもへお小遣いを与え始めました。毎月、1年生なら100円、2年生なら200円、という具合に学年×100円です。子どもがお小遣いを何に使うかは、親は一切口出しをしません。
駄菓子やコインゲームで浪費することもしばしばですが、本人が納得すればよしとしています。そのかわり、子どもは欲しいものがあっても、親へのおねだりは許しません。
親として、子どもに限られた額のお小遣いをいかに有効に使うか、どのようにやり繰りするかを考えさせたいと思っています。
また、欲しいものと必要なものを区別し、優先順位を考えることも勉強だと考えています。 子どもが、お小遣いの値上げを交渉してきたことがあったので、「それなら予算書を作成して提出せよ」といいました。
ただ、子どもは予算書を作ったものの、実際には書いたとおりにお金のやりくりが実行できておらず、相変わらず浪費しているので値上げは実現していません。
子どもは、お小遣いの額をあげようと、「お友だちはいくらもらっている」、「あの子の家ではお手伝いをすれば◯円もらえる」などと、あの手この手で交渉をしてきますが、「うちはうち、よそはよそ」と姿勢を崩さずにおります。
お手伝いについては、幼稚園の頃から少しずつできることを増やそうとしてきました。しかし、お手伝いは、ママ(私)のためではなく将来の自分のためなのだからと子どもに伝えて、お小遣いに結びつけることはしないようにしています。
しかし、子どもも負けず、あの手この手と値上げ交渉に挑み、めげずに頑張っている様子ですね。子どもにとってこの経験は、将来、社会に出た時の交渉の場面で役立ちそうですね。
Sさん家庭で意識されている、お金の使い道を必要なものと欲しいものに分けて考えることは、金融教育にとってとても大切なことです。お金を管理する上で、大切なことなので、小さいうちから習慣化していきましょう。
お金を管理するポイントはこちら。
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