親子のコミュニケーションのきっかけを作るならお金の話がおすすめ!<Nさん家庭>

親子で、幼稚園から高校生まで継続的にコミュニケーションをとるなら、お金の話がいちばん。お小遣いやお年玉のお金を何に使うか、親子で話し合うことで、子どもの趣味や悩んでいることが分かります。

では、どうやってお金をきっかけに親子のコミュニケーションを図るのか。

今回は、お金の話をきっかけに、娘さんが大学生になるまで、親子のコミュニケーションでとることができたNさん家庭を紹介します。

子どもにお金の話をしようか迷っている方は、ぜひお読みください。

『あわせて読みたい』別記事:ーそもそも、お小遣いはいつからあげたらいいの?ー

Nさん家庭のおこづかい事情

お子様の年齢もしくは学年

現在、24歳娘 警察官

1回にあげるおこづかいの額

なし

おこづかいを与える間隔

申告制

おこづかいとお手伝いの関係性

なし(家族は支えあって生きていくので、お手伝いでおこづかいをもらうのは違うと教えてきました)

Nさん家庭のおこづかい教育の内容

娘が五歳の時に離婚して、それから娘が社会人になるまで母子家庭でした。その間、おこづかいというものをあげたことがありません。

未就学児のころから、お菓子は買い物に同行した場合のみ一つだけ買っていました。上限は100円です。

1円でもオーバーする物はスーパーで娘と協議します。100円以下の物を選び直すか、次回200円の権利を得るかです。

オモチャ付きなどは、かなりの回数我慢しなければならないので、30分以上悩むこともありましたが、親としてそこは待ちました。

また、子どもが自分で考えて選んだお菓子でも、美味しくないときもあります。

そんなときは、「1度食べたから美味しくないのがわかったって良かったね!次はこのお菓子で悩まなくていいね~」など呑気な励ましをしていました。

幼稚園から高校生までは、子どもは、それなりに社会性を身につけ始め、子どもなりにお付き合いが出てきます。それでも、お小遣いはあげませんでした。

お小遣いをあげない理由は、

①お金は、親が一生懸命働いて得たものであること

②親子二人で生きていくためのお金であること

③お金には限りがあること

「好きにお金を使うのではなく一緒に考えて大事に使っていこうね!」と幼い時から伝えていました。

ただし、お年玉でもらったものは娘の管理で、「ゲームソフトが欲しければお金を貯めてみよう。そうすれば、いくらでも買えるよ」など、アドバイスしていました。年齢があがるにつれ、娘は上手にお金を使っていたと思います。

幼稚園児の時は、サンタさんや誕生日、時々会う祖父母のプレゼントがあるのでお小遣いは不要でした。小学校~高校までは、申告制です。鉛筆一本、消しゴム一つでも相談します。親が必要と判断したら買い与えます。

下敷きが無地150円、キャラクター物は250円の場合は、250円渡します。娘に250円の権利を渡したことになるので、150円の物を買えば、残りで100円のお菓子を買うのはセーフです。

友達とお揃いにしたければキャラクター物を選べば良いのです。100円残った時、「ママは何食べたい?一緒に食べよ!」とチョコレートを買ってくれた時は涙がでました。

高校生の時でした。買い物に一緒に行ったとき、学校で使う赤いボールペンが欲しかったと言うので文具コーナーに行きました。 赤いボールペンだけで、沢山の種類がありました。

娘が悩み始めたのでゆっくり選んでいいよと告げ、私は違う売り場をぶらついていたのですが、1時間たっても娘が来ません。

文具コーナーに行くとまだ迷っていました。

色々試し書きをしたり手に取って握りの感覚を試したり眺めたり…

そんなに悩むものなの?とたずねると太さやインク、ペン先の動きなどがそれぞれで結構な違いがあり、書いていてイラつくことがあるから、ちゃんと選びたいのだと言うので更に待つことにしました。

その後、1時間たってもまだ決まらず「どれがいいと思う?」と聞かれたのですが、「私のペンの滑りの感覚とあなたの感覚は違うかもしれないからわからない」と答えると、娘からもう少し待って欲しいと言われました。

さすがに、ボールペン1本にこれ以上待つのは時間がもったいないので決めかねている2~3本買っていいよ!と、その時だけ特別ルールを提案しました。

しかし、その中にこれだ!と思うのが1本あったとしたら、残りの2本は使わず無駄にしてしまうから1本でいいと断られました。

結局、3時間ほどかけて1本のボールペンを選びました。娘は、すごく使いやすいと大事に使っていましたし、次からは悩まず買えていました。 友達とどこかに出掛ける際も、相談して必要な金額を決めました。

年齢と共に、これが欲しいというプレゼン力がついてくるので、なるほど!と思わされることも多々ありました。

娘の大学進学にあたって、親の私は高卒だったけど、これまで生きてきて特に困りはしなかったので大学は必須と思っていませんでした。

また、母子家庭なので金銭面での応援はほぼ無理なこともありました。しかし、それでも行きたければ国立限定と小学生の高学年頃からいい続けていましたので、国立大学で奨学金を利用してもらいました。

大学入学後は、寮費、光熱費、前期後期の授業料、教科書など最低限のものは私が出しましたが、それでも足りないところはバイトをしてどうにか卒業してもらいました。

おこづかいをもらえないことで、娘は肩身の狭い思いをしたこともあると思います。でも、私たち親子にとっては常にコミュニケーションが取れる良い時間だったと思います。

買うときに、本当にそれが必要なのか親子で話しているうちに、本当は違う物が必要だったり、いらない物だったり、プラスで必要な物があったりすることが分かることもしばしば。

時には、2人で一生懸命考えて買ったのに使えなくてガッカリしたり笑ったりしたこともありました。

お金の管理が出来るようおこづかいを与えようかと悩んだことがあり、何度か娘に相談しました。「お年玉あるし別に今のままでいい。」と言われ、結局そのままでした。

ただ、このコミュニケーションがあったおかげで、先輩からのイジメに気がつけたり、淡い恋愛事情がわかったり、色々な友人関係が見えたりしまた。

娘が反抗期に入っても、親と話さないわけにはいかなかったらしく、話してるうちに違う相談に発展したりと、余所様で聞く反抗期よりは短かった気がします。

うちのやり方がいいとは全く言えませんが、私たち親子にとってはコミュニケーションツールの一つであったと思います。 話し合う癖がついているので、離れて暮らす今も仲良くできています。

桜木きよ先生から
ご家庭で、娘さんの成長を感じたり、感動させられたりすることがあったのですね。

お金はあくまでツール、道具です。親子でお金について考えるとき、親子のコミュニケーションを深めることができるのですね。

桜木きよ先生 プロフィール

2019年2月4日

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子供のお小遣い制を始めた理由とは<これ買って!がなくなる><Kさん家庭>

2019年6月5日

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