お子さんのためになるお小遣いのあげ方は、「定額制、「年俸制」、「報酬制」、「必要な時に渡す制」と、4つの方法があります。
その4つの方法とはどんな方法か?疑問点は?
今回は、小学生のお子さんをもち、お小遣いのあげ方に悩まれたUさん家庭のおこづかい教育を紹介します。
小学生のお小遣いのあげ方で迷っている方は、ぜひお読みください。
Uさん家庭のおこづかい事情
お子様の年齢もしくは学年
11才 息子
1回にあげるおこづかいの額
600円
おこづかいを与える間隔
月1
おこづかいとお手伝いの関係性
おこづかいは定額制で、お手伝いの有無は関係なしに
Uさん家庭のおこづかい教育の内容
我が家のは、月に一度、小学校の学年×100円でお小遣いをあげています。 この金額に決まるまで、かなり四苦八苦しました。
私は、おこづかいのあげ方には、「定額制」「年俸制」「報酬制」「必要な時に渡す制」の4つの方法があると考えています。
私と同じ子育て中の友達や、同僚のおこづかい事情を何度聞いたことか…。ネットでも沢山検索しました。悩み始めたのは、息子が保育園から小学校に上がるタイミングでした。
習い事をしていたときに、息子の周りでは「ガムを買ったよ」とか「シールを買ったの」と、自分のおこづかいで購入したものを嬉しそうに持ってくる友達がチラホラいて、息子も「おこづかい」という存在に気付き始めたのでした。
それまでは、親子で買い物に行った時に、息子が「欲しいな」と言えば、親に買ってもらえるというスタンスだったのですが、自分のお金で自分で買うという事に、息子は魅力を見出したのでしょう。羨ましがる様になりました。
そこから、「おこづかいはいくら、どのタイミングであげるの?あげるためのルールは何?お金ってなにをどうやって 伝える?」という疑問との戦いが、私の中で始まりました。
定額制
子どもに、毎月決まった額のお小遣いをあげる。

年俸制
お小遣いの一年分を、子どもにまとめてあげて、子どもにお金のやりくりをさせる。

習い事先のお母さんが、年俸制にしてると言っていたので、詳しくお話を聞いてみました。しかし、当時、その子は3年生で、図書券込みで1万円との事でした。
随分多いなと感じましたが、そのお子さんはきちんと考えてやりくりしていたそうです。(金額が多いので、欲しいものも買えますもんね)
報酬制
子どもが、お手伝いをした時やテストで良い点を取った時に、お小遣いを報酬としてあげる。

これも、息子の同級生の子が報酬制だというので、詳しく聞いてみましたが、お箸を並べたら10円、お皿を洗ったら20円…と、その場でお小遣いをあげるとの事でしたが、お金欲しさにお手伝いをする事になるのが私は一番嫌でした。
お手伝いしたからお金ちょうだい! 後々には役立つのかもしれないですけど…。報酬制は、選択肢からは、消えました。
必要な時に渡す制
子どもが、欲しいものがあった時にお金をあげる。

学年が上がれば、反抗期があるだろうし、買って貰えないとなると、どうなるのかな?と、少し怖くなりました。
知人の話では、夏休みにお母さんが仕事に出かけている間に、お母さんが、貯めていた小銭貯金を勝手に持ち出し、駄菓子を買っていたお子さんが居ました。
こんな事が続いてクセになってしまって大人になっちゃったら…と考えると、これも選択肢の中から消えました。
定額制か年俸制のどちらかになるのですが、もう一つ気になっていた事があり、それもおこづかい制度を決める要因の一つとして考えてみました。それは、居住地区が都会なのか、都会から離れた所なのかです。
都会だと、周りにコンビニやら駄菓子屋やらスーパーなどが、子どもの足でも行ける範囲にあります。
逆に、都会から離れていくと居住地区内に徒歩で行ける範囲ではお店が無いことの方が多いです。
我が家は後者で、スーパーに行くにも車で20分はかかりますし、コンビニのようなお店もありますが、あまり子どもが入っていくのは見たことがありません。駄菓子屋さんもありません。
それなら、金額が少なくても、お小遣いがすぐに無くなる心配も無さそうと思い、それらを元に考えて考えて考え抜いた末に、我が家では「定額制の学年×100円」という結果に落ち着きました。
一年生の時は100円なので、お金に慣れて貰えれば良いかなという感じでした。
息子が、貯金するという事を覚えたのは3年生ぐらいからです。今では欲しいものがあるので、何月までにこれくらい貯めようと計画を立てるようになりました。成功ですね!
お子さんの住んでいる場所や習い事など、一人ひとり違いがあるので、Uさん家庭のように、お子さんに合わせたお小遣いの与え方を工夫してみましょう。親の判断だけで難しいときは、おこづかい会議を開くのをおすすめします。
おこづかい会議について、あわせてお読みください。
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