お手伝いをしてから、お小遣いをあげると、家庭の雰囲気はどうなるのでしょうか?
今回は、イギリス住み、イギリス人の旦那さんと日本人のエリさん(仮名)ご家庭のおこづかい事情を紹介します。
イギリスを雰囲気を少し味わいながら、親子の会話を想像してみてください。
Eさん家庭のおこづかい事情
お子様の年齢もしくは学年
7才・息子
1回にあげるおこづかいの額
1回のお手伝いにつき50ペンス(日本の50円くらいのつもり)
おこづかいを与える間隔
週末を利用して片づけや掃除を手伝ってもらうことが多いので、週に1、2回
おこづかいとお手伝いの関係性
手伝わなければ、お小遣いはなし
Eさん家庭のおこづかい教育の内容
イギリス在住のエリ(仮名)と申します。私には7歳の一人息子ベン(仮名)がいます。毎日学校から帰ってきては、






こんな会話が続きます。ジェームスの家族をよく知っていますが、消して裕福ではありません。ジェームスの家庭は、子どもが欲しいとダタをこねると、つい物を買ってあげてしまうという家庭なのです。
そこで我が家ではお小遣い制をとることにしました。パパとママが一所懸命協力して働いてくれるから大好きな日本にも一時帰国できるし、毎日温かいご飯が食べれるんだと、というような説明をした後、




我が家では子どもだからと言って容赦しないようにしています。質問されたことに対しては、きちんと答える。解らなければ一緒に調べる。
「だれだれがこうなのに」というような比較はしないように心がけていますし、ベンにもさせないようにしています。週末は私がとくに忙しいので、朝起きたらデザート用のふわふわケーキ作りを一緒にさせます。
ベンは、軽量カップやグラムを測るのがお得意なので、助かっています。一回お手伝いしたから50ペンスではありません。
これに掃除機をかけるお手伝いが加わったり、食べた後のお皿を片付ける作業のお手伝いをさせたりもします。一通りのお手伝いができるまでは、お小遣いはもらえません。
そして、一通り終えると、夜寝る前に “今日はこれこれを手伝ってくれて有難うね。”と言って、渡す制度です。 日によっては疲れていたり、遊びに夢中になっていたりでお手伝いなしデーもありますが、そういう時はもちろんお小遣いなし。
今はとにかく貯めるのがたのしいようで、毎週末貯金箱を開けてはいくらになったと喜んでいます。50ペンス+50ペンスは1ポンドというように足し算の練習にもなって一石二鳥だと、私達夫婦は考えています。
日本では、よく「よそはよそ、うちはうち」と言って、我が家のルールを大切にしますよね。イギリスでも通用するようですね。エリさんの話によると、イギリスでも、家庭でお小遣いを子どもにあげることはよくあるそうです。
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