ハンバーガーのビジネスモデルに学ぶ<100円バーガーってもうかるの?>

日本の有名店、マクドナルドのいちばん安い「ハンバーガー」は100円です。100円のハンバーガーを売って、もうかるのでしょうか?

ここでは、ハンバーガーについて、一つのビジネスモデルを紹介します。

ハンバーガーのビジネスモデルで、安くできるのなぜ?

マクドナルドでは、100円のハンバーガーを売ることで、もうかっています。それは、街を見れば分かると思います。街にはたくさんのマクドナルドがあり、いつもお客さんがたくさんいますね。昼も夜も人気です。

では、なぜ100円という安さにして、もうかることができているのでしょう。

それは、世界規模のたくさんの仕入れと、素晴らしく早い、調理のスピードです。

マクドナルドは世界中にあるため、ハンバーガーの材料をたくさん仕入れています。材料をまとめてたくさん買うことで、少しずつ材料を買うよりも無駄を省いて、ハンバーガーにかかるお金の手間を減らすことに成功しています。

また、マクドナルドでは、できたてのハンバーガーを提供しています。お客さんがレジで注文したときには、奥のキッチンに注文された商品が表示されます。

お客さんが注文してから会計を済ませる前には、キッチンの人はハンバーガーを作り始めているのです。こうして、できあがったハンバーガーは、アツアツのできたてで、とっても美味しいのです。

ハンバーガーだけであれば、作るのに30秒もかからないそうです。それだけ、早いのです。また、30秒でできるというのお客さんのためでなく、お店のためにもなります。

商品が早くできればできるほど、店員の手間が少なくなり、店員さんを雇うための費用「人件費」が安く済むようになります。そして、もう一つ工夫があります。

その工夫とは、初心者の店員さんでも誰でも30秒で作れるように、キッチンにはハンバーガー専用の機械があることです。

お店の人は、その専用の機械のためにお金をかける「投資」を行っています。そのおかげで、30秒でハンバーガーを作ることができ、100円のハンバーガーでも、もうけることができるのです。

ハンバーガーのビジネスモデルで、お客さんが満足するのはなぜ?

商売というのは、お客さんに価値を提供して、お金をいただくということです。つまり、お客さんに100円ハンバーガーの価値を送ることができなかったら、お客さんはお店に来なくなり、商売ができなくなってしまいます

お客さんは「これは良い!」や「これはすごい!買いたい」と思ったときに、お金を払います。だから、商品の価値というのは大切なのです。

そして、実は・・

商品の価値というのは、2種類あるのです。それは、「形のある価値」「形のない価値」です。

形のある価値とは、ハンバーガーやポテト、ドリンクなど、お客さんが手に取って感じる価値です。

形のない価値とは、お店の雰囲気や、店員さんの明るい笑顔、お店の清潔さ、便利な24時間営業など、目や鼻、耳、肌で感じる価値です。

この2つの価値が素晴らしいから、お客さんは100円のハンバーガーを買いたいなと思い、お店に来るのです。商品からお店の内、外まで、すべてがお客さんに満足してもらうためのものになっています。

ハンバーガーのビジネスモデルで、利益はどうやって出るの?

実は、商品に価値があって、お客さんからお金をいただくことができても、商売を続けることができないときがあるのです。

それは、利益がないときです。

会社というのは、利益を出し続けなければなりません。会社は、利益をずっと上げ続けることで、成長していくのです。利益を上げ続ければ、会社の信用も上がり、さらにお金を手に入れることができます。

利益とは、「売り上げ」から「商品が売れるまでにかかった費用」を引いたものです。

「商品が売れるまでにかかった費用」は、コストとも言います。

つまり、「利益=売上ーコスト」なのです。

コストについて

コストには、材料費、お店の人を雇う人件費、お店のガス電気水道などの光熱費、お店の土地代などいろいろあります。

お店の電気を無駄遣いしたり、商品の材料を余らせて捨てたりしたら、コストが大きくなってしまいます。コストがかかることは、お店にとっては悪いことなので、コストは低い方が良いです。よくコスト削減と言うことがありますね。

売り上げについて

そして、もう次にもう一つ。利益を上げるためには、売り上げが大切です。

売り上げは、「客単価」×「お客さんの数」で決まります。

客単価とは、お客さんが1人いくら買ったかということです。

ある一人のお客さんが

100円のハンバーガーだけを買えば、客単価は100円。

500円のハンバーガーのセットを買えば、客単価は500円。

こういった感じ。

また、客単価は平均で表すことが多いです。お客さん2人で考えると、

一人ひとりが買ったのは、100円と500円だから、2人合わせたら600円。つまり、2人で600円買ったら、1人あたりは300円と考えます。このように、お客さんが買った平均の金額が客単価になるのです。

その客単価と、お店に来たお客さんの人数をかけることで、売り上げが決まります。

「客単価×客数(お客さんの数)=売上」

ハンバーガーのビジネスモデルで、売り上げはどうやって上げるの?

売り上げを上げるためには、客数を上げるのが一番です。例えば、客単価を上げるために、ハンバーガー店が大幅に値上げをして、1個1万円のハンバーガーにしたら、お客さんは来るようになるでしょうか。

会社が成長するためには、客数を増やすことから始まります。客単価のみを上げて成長することはできないのです。だから、マクドナルドは有名店になってもCMなどで宣伝を続けるのです。

ハンバーガーのビジネスモデルで、利益はどうやって上げるの?

そして、さらにもう一つ。マクドナルドが工夫していることがあります。それは、セットメニューを組むことです。

100円のハンバーガーを食べたことがある人が、また再びお店に来ると、今度は別の商品を食べたくなります。

そこで、別のハンバーガーを注文しても良いのですが、セットメニューも気になります。

もし、620円のセットメニューを買えば、100円のハンバーガー6個の分以上の売り上げになります。

さらに、実はそれだけではないのです。お店の人は1度にハンバーガー、ポテト、ドリンクを出すので、人件費の節約になります。

ハンバーガー、ハンバーガー、ハンバーガーと3回に分けて買ってもらうよりも、セットメニューを1つ買ってもらったほうが、手間がかからなくなり、コストが下がるのです。

お店で、「ポテトも一緒にいかがですか?」と聞かれるのは、実は、客単価を上げるためだけでなく、人件費の節約にもなっています。

ハンバーガーのビジネスモデル まとめ

マクドナルドだけでなく、どの会社も、利益、売り上げ、コストというものをとても大切にしています。商売は、商品の価値を提供して、お客さんからお金をいただくことです。だから、どの会社も価値を大切にしています。

ハンバーガーについてのビジネスモデルをかんたんに説明しましたが、実は他にも工夫していることはたくさんあります。

ちょっとした買い物やサービスを受けるときは、お店が工夫していることはないか気にしてみてください。

工夫していることを見つけるためのヒントは「なぜ?」です。

なぜ商品がここに置かれているのか。なぜ、お店の人がそうしているのか。頭の中の「なぜ」という虫めがねを通して、街やお店を見てみましょう。

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