おこづかいを欲しいものに好きなだけ使う。それって浪費ではないですか?
お小遣い管理は、お金を4つに分けることが重要です。子どもだけでなく、大人の考え方にも使える管理方法を紹介します。
欲しいもの(ウォンツ)のためのお金<お小遣い管理1つめ>
おやつやトレーディングカードのように、今、自分が欲しいものを買うためのお金です。ビンが空っぽになるまで好きなだけ使えます。
必要なもののお金は別に分けてあるので、気にせず好きに使っていいのです。少額でちょっとずつ使ってもいいし、少し貯めて一気に使ってもいい、自由なお金です。
必要なもの(ニード)のためのお金<お小遣い管理2つめ>
ノートや文房具など、必要なものに使うためにとっておくお金です。このビンの中が空っぽになってしまってはだめ。もし、このビンのお金がなくなってしまったら、鉛筆がなくなったときに、新しいものを買えなくなってしまいます。
家計で例えるなら生活費。自分の生活に必要なものを、このビンの中のお金でやりくりします。どんな物を、必要なお金で買うのかは、親子で話し合いましょう。
おこづかい会議を開き方は、関連記事を参考にしてください。
短期的な貯金(ショートプール)のためのお金
<お小遣い管理3つめ>
毎週買うわけではないけど、月に1度買うマンガやコミック、兄弟や家族へのプレゼント代を貯めておくお金です。近い予定で分かっている出費にそなえて、お金を貯めておきます。
新発売のカードやコミックが出る日が分かっているなら、このビンでお金を貯めておきましょう。発売することが急に決まったものや期間限定のものがほしくなることがあるので、基本的にはここのお金は空っぽにならないようにします。
長期的な貯金(ロングプール)のためのお金<お小遣い管理4つめ>
毎週のおこづかいでは買えないけど、ゲームソフトや値段の高いものを買うために貯めるお金です。おこづかいをもらうたびに、少しずつ増えていくので、夢がふくらみます。
もし、今、何か欲しいものがなくても、ここにお金を貯めておきましょう。いつか、欲しいものが出てくるかもしれません。いつかの大きな出費にそなえておきます。
まとめ<4つのお小遣い管理のためのお金>
お金を4つに分けることで、貯金を先取りしておく習慣を身につけましょう。お金は、人が生きている間は使い続けるものです。しかし、手元にあるお金を全部使い切らないように注意が必要です。
お金を貯めることができない人は、「収入ー支出=貯蓄」になっています。欲しいものを買って、使い切らず残ったもので貯金しようとすると、ほとんど貯金に回るお金がありません。
お金を貯めることができる人は、
「収入ー貯蓄=支出」の関係ができています。先に貯蓄を確保して、残ったお金で身丈に合った生活を送ることで、お金のそなえをすることができます。
この習慣は、大人になっても役立つのでぜひ実践してみください。
また、空きビンはいろんなもので代用できます。例えば、ペットボトルを切ったもの、菓子の箱、ティッシュの空き箱など。わざわざ100円ショップに買いに行かなくても身の回りのもので用意できます。
もちろん可愛いものや気に入ったものの方があり、モチベーションアップにつながるなら、店やネットで買ってもOK.
個人的に気にっているのが、某テーマパークで買ったお菓子の箱です。

ただ、できれば透明なタイプの物の方が、お金がたまっているのを見ることができるので、おすすめです。
身の回りのものですぐに始めることができるので、お子さんと始めてみましょう。
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