いよいよお子さんも小学校入学。親は、「子どもが、小学校でうまくやっていけるか心配」という気持ちがありつつも、「いよいようちの子も小学生だ、立派になったな」という気持ちが大きいのではないでしょうか。
いざ、子どもはどんな気持ちなのでしょうか?親の期待の気持ちと、かけ離れていませんか?
4月の子どもの気持ちを考えてみましょう。
期待と不安が入り混じっている
4月、入学前の子は、期待と不安の2種類が、心の中に入り混じっています。
期待のドキドキ
- 学校には、どんな友達や先生がいるのかな?
- 学校には、何があるのだろう?
- 楽しいことはなんだろう?
- どんなことを勉強するのかな?
もともと、子どもは、知らないことにはとても興味をもつので、自然と小学校へ期待をもちます。新しい場所で過ごすことや、保育園や幼稚園以外にも、友達が増えることは子どもにとって嬉しいことです。子どもは、小学校入学を前向きに考えて、楽しみな気持ちをもちやすいです。
また、大人が思っている以上に、子どもの学びたいという意欲は高いです。できないことや苦手なことがあっても、いつかはできるようになりたい、大人になるまでにできるようになると、チャレンジする力があります。
不安のドキドキ
- 友達をすぐに作れるかな?
- 学校は楽しいところかな?
- 何かいやなことはないかな?
- 勉強がむずかしかったら、どうしよう。
いつもは明るく元気な子でも、人見知りする面は誰でもあるものです。昨日まで、期待していたことが不安になることもあります。期待と不安が、見え隠れすることが、この時期の子に多く見られます。
こんな行動が表れたら、ドキドキしているサイン
・表情
⇒笑顔が少ない。悲しそうな顔
・行動
⇒下を向いている。キョロキョロしてたり、辺りをよく見まわす。不注意な行動が多くなす。
・言葉
⇒心がしんどいときに、「つかれた」や「いやだ」、「やりたくない」など、心を素直に表す言葉が多くなる。
大人が、子どもの疲れに気づいたときは、子どもへの要求のペースを緩め、ゆっくりとした時間を過ごすことが大切です。
親が、子どもに無理やり小学校への期待感をもたせなくても、自然と子どもの期待感は沸きます。
入学前の子どもは、海外旅行に行く前の人の気持ちに似ています。
旅行は楽しみだけど、現地の人とコミュニケーションが取れるか心配。行ったことのないところだから、何かあったらどうしよう。
しかし、当日の朝、起きてみたらわくわくする!家を出て、向かっていると楽しみになってきた!入学前の子どもも同じような気持ちになっています。
子どもの心のサインを見つけても、親は慌てる必要はありません。案外、親が心配するよりも、子どもは頼もしいです。
親の気持ちを伝えるばかりでなく、子どもの気持ちに寄り添うことを心がけをしましょう。
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