この前、消しゴムを買ったのに、もうなくしたの?なんですぐに物をなくすの?
子どもにそんなことを思ったことはありませんか?
実は、学校のクラスによっては、1日2、3個落とし物が出てきます。名前が書いてないので、そのまま失くしてしまうことも多いです。
なぜ、そんなことが起きるのでしょうか。
子どもが、自分のお金で学習用品を買うことのメリット
子どもが物をなくしたり、乱暴に扱う理由。それは、子どもが、親から欲しいときに、好きなように買ってもらえるからです。
大人からタダ同然でもらっているので、子どもは、自分がどんな物を使っていたかさえ覚えていないことがあります。子どもが、自分のお金(おこづかいなど)で、自分で買うことにすれば、物を大切に扱うようになります。
子どもが買うべきものと親が買うべきものを分ける
子どもが自分で買ったほうが良いもの
- 鉛筆
- 赤鉛筆もしくは赤ペン
- 消しゴム
- ノート
- 下敷き⇒プラスチックのため割れやすい
- 定規⇒割れやすい
- 筆箱
- シャープペンシル⇒学校・クラスによっては持ち込み不可
- 学校で日常的に使う文房具(コンパス、分度器など)
日頃から使う、鉛筆や消しゴムなどの消耗品は、自分で買うと大切に使うようになります。その他に、私のすすめるおこづかい教育では、給食のコップや箸、絵の具の詰め替え、墨汁の替え、体操服、運動靴、室内シューズなども入ります。
親と子で半分ずつ出し合うと良いもの
- 鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)
- 絵の具セット
- リコーダー
- 習字道具セット
- 裁縫セット
- 学校後の習い事で使うボールやシューズ
学校指定の物が多く、高値の物が多いです。子どものお金だけでは、買えないものがあるので、親と半分ずつ出し合いましょう。
親が全額出すもの
- 給食費⇒食に関するものは親が出すべきです。子どもの健康を守ります
- PTA費⇒PTAの”P”はparent(親)のため
- 散髪代
- 習い事や塾の月謝
食や住に関する物は、子どもの安全を守るため、親が積極的にお金を払います。習い事の月謝は高く、子どものおこづかいを超えてしまうため、親が出しましょう。
子どもが、自分のお金で買うことで学べること
今まで読んできた中で、えっこれも子どもが払うの?と、驚かれたところもあることでしょう。しかし、よく考えてみてください。お子さんは「物を大切にする」ということを本当の意味で分かっていますか?
今までタダ同然でもらっていた文房具を、自分のお金で出すことになったら、子どもはどうするでしょう。
子どもは真剣に物を大切に扱うようになります。
口癖のように、大人に何回も「物を大切にしなさい」と言われるよりも、子ども自身が体感して学ぶことの方がはるかに効果があります。本当の意味で、もったいない、物を大切にしようという感覚を肌身で学ぶことができます。
物を長持ちさせて、大切に使おうという感覚は大人になっても、生活で役に立ちます。親が子どもに言われたように買ってあげるのは、簡単なことです。
しかし、子どものためにはなりません。どうしたら、子どものためになるのか。親が、子どもの学びのチャンスを作ってあげましょう。
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